COKUでは無症状でも胃カメラ・大腸カメラ・CTなどによる
消化器の検査を受けたい方のために『消化器ドック』を行っています。
一般診療として行われている胃カメラ・大腸カメラは何らかの症状(腹痛、血便など)がある場合に保険診療(1~3割負担)で行われます。無症状の方で『家族にがん患者がいるので検査をしたい』などの理由では保険医療を受けることは出来ず、全額自己負担になる制度になっています。
ただ、厚生労働省が2023年9月に公表した「2022年の人口動態統計(確定数)」によると、がん(悪性新生物〈腫瘍〉)による死亡は、38万5,797人(で、死亡数の24.6%を占めていると報告されており、部位別でみると、男性は肺がん、大腸がん、胃がん、すい臓がん、肝臓がんの順に多く、女性は大腸がん、肺がん、膵臓がん、乳がん、胃がんの順となっています*。日本の治療レベルは上がっていますが、依然として消化器がんは大きな死因となっています。しかし、消化器がんは早期に発見されれば根治できる可能性もあります。
✓ そろそろ年齢的に胃カメラ・大腸カメラを受けたいと思っておられる無症状の方
✓ 飲酒習慣のある方
✓ 喫煙習慣のある方
✓ 胃がん・大腸がんなどにかかったご家族がいる方
✓ 胃がん検診では鎮静剤を使えないので、消化器ドックで鎮静を行った状態で胃カメラを受けたい方
当院の内視鏡システムは富士フィルム社製のELUXEO 8000システム(2024年6月発売予定)を2024年4月当初より一足早く導入しています。また、メインの内視鏡にはEG-840Nを使用します。先端部が径5.8mmと極めて細く更に高画質細径カメラであり、患者様の状態に応じて鼻からでも口からでも挿入可能です。また、60フレームレート/秒の滑らかな映像が得られます。操作性にも優れており、見落としのない観察に寄与します。大腸カメラについてもEC-760ZP-V/Mの先端部径11.7mm径の高画質細径カメラを使用しています。CTは80列の高性能な装置を用いており、0.5mm幅で撮像ができ、かつ被ばく低減にも配慮しております。
総合病院で経験を積んだ消化器内視鏡専門医・指導医が検査・治療を行います。
鎮静(眠り薬)でうとうとしている間に内視鏡検査を行うことが可能です。検査後はリカバリー室でゆっくりお休みいただきます。(鎮静剤を使用の場合、当日は自転車を含めて車両の運転はできません)
当院では機器を用いた検査のほかに、幅広い腫瘍マーカーと生活習慣に関わる一般的な採血検査を組み合わせて健康状態のチェックを行うことができます。採血セット項目はこちら↗をごらんください。
以下のリンク先より予約頂き、当日絶食でお越し頂ければ、来院当日に胃カメラ、CT、採血検査が可能です。
胃カメラについては下記の注意事項を必ずお読みください
*大腸カメラについては初診後に後日予約となります。
実施可能な採血項目・料金についてはこちら 任意(自費)の検診ですので、採血項目は応相談で追加可能です。
予約についてはこちらからお願いいたします。
当日の胃カメラをご希望の場合は、前日の21時以降と当日の朝も絶食でご来院下さい。
水・お茶は摂取していただいて構いません。鎮静剤で眠って検査をお受けになりたい方は、
必ずタクシーや公共交通機関などでお越しください。
自動車・自転車をご自身で運転して御来院の場合、鎮静剤は使用できません。