負担の少ない手術です
手術から入院までの流れについて:
手術は全身麻酔下に行います。当院では臍部の約2cmの傷と、細径鉗子を使用した心窩部(みぞおち)の数mmの傷で行う腹腔鏡手術(Reduced port surgery)を行っています。体格や手術の既往に応じては、5mmのポートを追加することもあります。手術は胆のう管と胆のう動脈を確認した後に、これらを切離して胆のうを肝臓から剥がして臍部の傷から摘出します。摘出後に、傷を縫い閉じて手術は終了です。傷は溶ける糸で縫いますので、抜糸の必要はありません。
多く行われている手術ですが、周囲には重要な脈管などが多く存在し、専門的な知識が必要です。
当院では、基本的に一泊入院で行っています。
翌朝に採血を実施して、肝・胆道系酵素の上昇などがないことを確認してから退院していただきます。