正式には上部消化管内視鏡検査と呼ばれ、食道・胃・十二指腸を直接観察する検査になります。
胃がん・食道がんなどの早期発見には必須の検査であり、以下のような症状がある方は、胃カメラの検査を受けられることをお勧めします。
また、症状がない方でも、食道癌・胃癌の罹患が増え始める40歳を超えた方には胃カメラをお勧めしております。
✓ 胃痛、胸痛
✓ 便の色がおかしい(黒っぽい)
✓ 胸やけ・吐き気
✓ 食べ物が飲み込みにくい
✓ 体重減少・腹部膨満
✓ 飲酒習慣がある
✓ 検診で食道・胃・十二指腸などの異常を指摘された
✓ 喫煙習慣がある
当院の内視鏡システムは富士フィルム社製のELUXEO 8000システム(2024年6月発売予定)を2024年4月当初より一足早く導入しています。また、メインの内視鏡にはEG-840Nを使用します。先端部が径5.8mmと極めて細く更に高画質細径カメラであり、患者様の状態に応じて鼻からでも口からでも挿入可能です。また、60フレームレート/秒の滑らかな映像が得られます。操作性にも優れており、見落としのない観察に寄与します。食道・胃・十二指腸の処置にはEG-840Tを使用します。先端部径9.8mmの処置用スコープであり、操作性に優れ、画質もよいため、より精密な処置を行うことができます。
また、超音波内視鏡検査にも対応しており、消化管粘膜下腫瘍に対する詳細観察を行うことができます。
総合病院で経験を積んだ日本消化器内視鏡専門医・指導医の資格を持った医師が検査・治療を行います。
鎮静(眠り薬)でうとうとしている間に内視鏡検査を行うことが可能です。検査後はリカバリー室でゆっくりお休みいただきます。
ご希望の方は受診当日の内視鏡検査も可能です。午前だけではなく午後でも予約できます。
また、検査日当日に結果を聞くことも可能です。
当院では、土曜日の内視鏡検査も受け付けています。平日お仕事などでなかなか検査が受けられない方は、ぜひ土曜日の検査をご検討ください。
日本消化器内視鏡学会が推奨する高水準の洗浄機器を導入しております。富士フィルム社製の純正品であり、高コストですが、より安全な内視鏡検査をご提供できます。また、処置具も専用の洗浄機・オートクレーブを用いて滅菌を行っております。