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伊丹市在住の方が鼠径ヘルニア(脱腸)手術を西宮敬愛会病院COKUで受けるポイント

鼠径ヘルニア(脱腸)とは、足の付け根の辺りの筋膜が弱くなっている部分から、腸などの内臓が皮膚の下に飛び出してしまう状態です。自然に治癒することはなく、根本的な治療には手術が必要なため、少しでも気になる症状があれば、早めに医療機関へ相談することが重要です。

西宮敬愛会病院 COKU 鼠径ヘルニアセンターでは、身体への負担を最小限に抑える低侵襲手術を専門におこなっており、伊丹市にお住いの方にもご来院いただいています。この記事では、伊丹市在住の方が当院で鼠径ヘルニア手術を受ける際のポイントや、伊丹市からのアクセス方法などについて詳しくご紹介します。

1.鼠径ヘルニアって?症状とセルフチェック

鼠径ヘルニアは「脱腸」とも呼ばれ、足の付け根(鼠径部)の筋膜や筋肉の隙間から、本来お腹の中にあるはずの腸などの臓器の一部が皮下に脱出してしまう状態を指します。鼠径部は何層もの筋肉や膜によって支えられているため腸が外に出ないようになっていますが、加齢や慢性的な咳、便秘、重い物を持ち上げるなどの原因で腹圧が高まり、筋膜に弱い部分ができると発症しやすくなります。

鼠径ヘルニアの症状としては、立位や腹圧がかかったときに足の付け根にやわらかい膨らみが現れ、仰向けに寝ると目立たなくなるのが特徴です。初期は痛みをともなわないことも多いのですが、進行すると引っ張られるような鈍い痛みや違和感が現れる場合があります。さらに、脱出した腸管が締め付けられて元に戻らなくなる「嵌頓(かんとん)」という状態になると、腸への血流が途絶えて壊死を起こし、重篤な症状を引き起こすことがあるので注意が必要です。鼠径ヘルニアは自然に治ることはなく、根本的な治療には外科的手術が必要です。

次のような症状があれば、鼠径ヘルニアかもしれません。セルフチェックをして気になる症状があれば、早めに専門の医療機関に相談することをおすすめします。

  • 足の付け根に普段はない柔らかい膨らみがある。
  • 足の付け根の片方だけが膨らんでいる。
  • 足の付け根に痛みや不快感がある。
  • 立ち上がったり、重い物を持ったりすると、足の付け根が膨らむ。
  • 仰向けで横になったり、手で膨らみを押したりすると目立たなくなる。
  • お腹全体が張るような感覚がある。
  • 男性の場合、片側の陰嚢(いんのう)だけが腫れてくる。

2.伊丹市から西宮敬愛会病院COKUに来られる患者さまはどのぐらい?

西宮敬愛会病院 COKU鼠径ヘルニアセンターには、当院のある西宮市内はもちろん、尼崎市や神戸市、続いて宝塚市、伊丹市からも多くの患者さまにご来院いただいております。伊丹市の阪急塚口駅から当院の最寄りの西宮北口駅へはアクセスが良く便利なこともあり、伊丹市の患者さまは7~8%を占めています。

3.伊丹市在住の方が受診しやすい当院の5つのポイント

西宮敬愛会病院 COKU鼠径ヘルニアセンターでは、伊丹市にお住まいの方にも安心してご来院いただけるよう、万全のサポート体制を整えております。ここでは、伊丹市からお越しの方が当院を利用しやすい5つのポイントをご紹介します。

3.1. 紹介状なしでOK!初めての方でも気軽に受診できる

西宮敬愛会病院 COKU鼠径ヘルニアセンターでは、鼠径ヘルニアなどの症状について、紹介状なしでも気軽に受診していただけます。初めての方でも安心してお越しいただけるよう、患者さまお一人おひとりのお話を丁寧にお伺いし、身体への負担をできる限り抑えた治療をご提案しています。「もしかしたら鼠径ヘルニアかもしれないけれど、はっきりわからない」「ちょっと気になる違和感がある」といった段階でも、まずはご相談ください。

3.2.日帰り・短期入院の選択ができる

西宮敬愛会病院 COKU鼠径ヘルニアセンターでは、鼠径ヘルニア(脱腸)の手術において、術前検査で特に問題がない場合は、患者さまのご都合やライフスタイルに合わせて、日帰り手術か短期入院手術を選択していただけます。お仕事やご家庭の事情で長期の入院が難しい方にも治療を受けていただけるよう、日帰り手術を選びやすい体制を整えています。また、当初は日帰り手術をご希望された場合でも、術後の経過やご希望に応じて入院に切り替えることも可能です。なお、手術当日は麻酔などの影響によりお車の運転ができません。そのため、遠方からお車でお越しになる方やご不安のある方には、一泊の入院をおすすめしています。

3.3.身体にやさしい「低侵襲治療」を採用

西宮敬愛会病院 COKU鼠径ヘルニアセンターでは、患者さまの身体的・精神的負担を考慮して、先進的な低侵襲外科治療に取り組んでいます。特に鼠径ヘルニアなどの外科的良性疾患に対しては、身体へのダメージを軽減する腹腔鏡手術を取り入れています。傷口を小さくとどめることで術後の痛みを軽減し、社会復帰までの期間を短縮できる点がメリットです。

また、当院ではお腹に1ヵ所だけ小さな孔を開けて手術器具を操作する「単孔式腹腔鏡手術(SILS)」を導入し、より目立ちにくい創部での治療を追求し、患者さまのQOL(生活の質)向上にもつながる医療を心がけています。

3.4.検査と技術のこだわり

西宮敬愛会病院 COKU鼠径ヘルニアセンターでは、診察の際に必ず立位でふくらみの有無を確認し、手で押して戻るか、あるいは寝ることで消失するかを丁寧に観察しています。また、必要に応じて術前評価の一環として、うつ伏せの姿勢でCT検査をおこない、より正確な診断を心がけています。診断は外科医による詳細な診察・画像読影に加え、放射線科医が肝臓・胆のう・腎臓など周辺臓器を幅広くチェックし、異常が疑われる場合は専門医療機関への紹介もおこなっています。

治療方針は、ヘルニアの種類、患者さまの全身状態や過去の病歴、ご希望などを総合的に考慮したうえで決定します。基本的には腹腔鏡手術(TEP法・TAPP法)を中心に実施しており、特にTEP法では、傷あとが目立ちにくい単孔式(SILS-TEP)も導入しています。

術前の準備から術中、術後の回復、そして外来通院まで、トータルでサポートをおこない、身体の不調だけでなく、不安な気持ちにも寄り添う診療を大切にしています。

3.5. 豊富な経験と資格を備えた医師が在籍

西宮敬愛会病院 COKU鼠径ヘルニアセンターには消化器外科領域において、鼠径ヘルニアをはじめ、悪性・良性疾患の治療、腹腔鏡手術、ロボット手術、単孔式手術などの豊富な経験と資格を備えた医師が在籍しています。確かな知識と技術をもとに、患者さま一人ひとりの症状やライフスタイルに合わせた先進的な治療を提案しています。

4.伊丹市から西宮敬愛会病院COKUへのアクセス

西宮敬愛会病院COKUには伊丹市にお住まいの方も受診されています。ここでは、伊丹市から電車と車を利用しての当院へのアクセス方法をご紹介します。

4.1.電車でのアクセスの場合

≪最寄り駅≫

当院の最寄り駅は、西宮北口駅(阪急神戸線)です。続いては、阪神国道駅(阪急今津線)・西宮駅(JR神戸線)の順となっており3駅からお越しいただけます。

西宮北口駅:

西宮ガーデンズへ向かう東改札口を出て徒歩6~7分で到着します。途中の道は西宮ガーデンズの回廊で、多くが屋根のある道になっています。

阪神国道駅:

津門川に沿って11~12分ほど歩き、途中でJR神戸線の高架下をくぐります。阪神国道駅から阪急今津線で西宮北口へ移動するのも便利です。

西宮駅:

徒歩17分ほど歩きます。西宮駅から阪急バスを利用すると便利です。当院の目の前のバス停である「西宮営業所前」、もしくは「阪急西宮北口駅」で降車してください。

西宮市内線24系統 JR西宮駅→西宮営業所 約4分

西宮市内線16系統  JR西宮駅→阪急西宮北口駅 約7~8分

≪最寄り駅までのアクセス≫

・阪急伊丹線をご利用の場合

塚口駅で阪急神戸本線に乗り換え西宮北口駅で降車します。

塚口駅→西宮北口駅 約5分

・JR宝塚線をご利用の場合

尼崎駅で阪神本線特急に乗り換え西宮駅で降車します。

尼崎駅→西宮駅 6~8分

4.2.車でのアクセスの場合

  1. 伊丹市内から国道171号線に入ります。
  2. 国道171号線を西宮方面に向かってしばらく進みます。
  3. 中津浜線(府道114号線)へ合流したら南下し、西宮ガーデンズ南西角の高松町南交差点を越えると左手に西宮敬愛会 COKUがあります。

当院をご利用の方は、無料で駐車場をお使いいただけます。

5.当院に来られた伊丹市在住の方の声

西宮敬愛会病院COKUに来られた患者さまからは、さまざまなお声をいただいています。その一部をご紹介します。

  • 病院内は綺麗で清潔感があります。スタッフの方も丁寧で感じ良かったです。
    また利用したいと思いました!

  • 病院はゆったりとした造りでとても清潔で、医師、看護師はじめスタッフの皆さんの言葉遣いが丁寧で説明も行き届いていました。
  • 先生をはじめスタッフの方々もとても丁寧、親切に対応していただきました。
  • 術前術後の説明もわかりやすかったです。

6.少しでも気になる症状があったら当院にご相談を!

鼠径ヘルニアは自然に治ることはなく、根本的に治療するためには手術が必要です。まだ痛みはないからといって放置すると、腸が締めつけられて血流が途絶える陥頓(かんとん)を引き起こす可能性があるため、できるだけ早めの相談が大切です。

西宮敬愛会病院 COKU鼠径ヘルニアセンターでは、鼠径ヘルニアや胆のう疾患などの外科的良性疾患に対して、腹腔鏡や内視鏡を活用した低侵襲手術を専門的におこなっています。経験豊富な医師が、先端の医療機器と高度な技術を駆使し、患者さまの体への負担を最小限に抑えた治療を提供しています。足の付け根の膨らみや違和感、不快感など、少しでも気になる症状があったら、お気軽に当院へご相談ください。

この記事を監修した人

三賀森 学

西宮敬愛会病院 低侵襲治療部門 COKU 消化器外科部長/医学博士

  • 資格:
  • 日本外科学会外科専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会専門医・指導医
  • 日本肝胆膵外科学会高度技能専門医
  • 日本ヘルニア学会評議員

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