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大阪在住の方が鼠径ヘルニア(脱腸)手術を西宮敬愛会病院COKUで受けるポイント

鼠径ヘルニア(脱腸)は、初期には痛みを感じない場合があり、放置する方が少なくありません。しかし、鼠径ヘルニアが悪化すると重篤な病気を引き起こす可能性があるため、手術による根本的な治療が必要です。鼠径ヘルニアの手術を受けるためには、技術と実績を有する専門医が在籍する病院を選ぶことが推奨されます。西宮敬愛会病院 COKU 鼠径ヘルニアセンターには、大阪方面からも患者さまが受診されています。この記事では、大阪在住の方が鼠径ヘルニアの治療や手術を当院で受けやすいポイントや大阪方面からのアクセスなどについてご紹介いたします。

1. 鼠径ヘルニアが疑われる症状

鼠径ヘルニアは一般的に「脱腸」と呼ばれる病気です。鼠径ヘルニアは足の付け根(鼠径部)の筋膜が弱くなり、本来ならお腹の中にあるはずの腸などの内臓や腹膜の一部が鼠径部の皮膚の下に脱出してしまう状態です。鼠径ヘルニアが疑われる症状には、次のようなものがあります。

  • 太ももの付け根にやわらかい膨らみが出て、左右の形が大きく違う。
  • 立ち上がったり、重い物を持ち上げたりすると膨らみが大きくなる。
  • 膨らみを手で押さえるとへこむ、横になると消える。
  • 鼠径部の痛みや不快感がある。
  • 陰嚢(いんのう)が片方だけ腫れてくる(男性の場合)。
  • お腹が張っている感じがする。
  • 下腹部に違和感や不快感、痛みがある。
  • 鼠径部の痛みや不快感がある。

 

2. 大阪から西宮敬愛会病院COKUに来られる患者さまの割合

西宮敬愛会病院 COKU 鼠径ヘルニアセンターへは当院のある西宮市や隣接する尼崎市の方が多くいらっしゃいますが、大阪以東の地域からも全体の2割ほどの患者さまが受診されています。大阪市のみならず豊中市、茨木市、門真市、堺市の方、また、奈良市や生駒市、大津市と奈良県や滋賀県の患者さまも来院されています。

 

3. 大阪在住の方が当院を受診しやすいポイント

初めての病院を受診するときは不安になるものです。特に遠方からの受診となれば、その不安は一層大きくなるかもしれません。西宮敬愛会病院 COKU 鼠径ヘルニアセンターでは、大阪にお住まいの患者さまが、できる限り安心して受診していただけるように、さまざまなサポート体制を整えています。ここでは、大阪在住の患者さまが当院を受診しやすいポイントについてご紹介します。

3.1. 紹介状がなくても受診できる

西宮敬愛会病院 COKU 鼠径ヘルニアセンターでは、鼠径ヘルニアの診察や手術において、紹介状をお持ちでなくても受診していただけます。「気になる症状があるので、まずは確認してほしい」という場合やセカンドオピニオンにも対応しております。患者さま一人ひとりの状況を丁寧に把握し、きめ細やかな医療を提供できるよう努めております。

3.2. 患者さまの負担を抑えた低侵襲治療

患者さまの負担を最小限に抑え、早期の社会復帰をサポートするため、西宮敬愛会病院 COKU 鼠径ヘルニアセンターは、可能な限り患者さまの身体の負担を軽減した低侵襲外科治療を追求しています。腹腔鏡手術では小さな傷口から手術器具を挿入するため、従来の開腹手術と比較して、傷跡が小さく、回復期間を短縮できます。また、腹部に一つの小さな孔を開けておこなう単孔式手術も積極的に採用しています。

3.3. 日帰りか短期入院かを選べる

鼠径ヘルニア(脱腸)の手術に関して、西宮敬愛会病院 COKU 鼠径ヘルニアセンターでは、患者さまのライフスタイルに合わせて日帰り手術または短期入院をお選びいただけます。お仕事などで多忙な方や、小さなお子さんがいらっしゃる方などは、日帰り手術を選ばれています。一方で、日帰り手術に不安を感じられる方や短期入院を希望される方もいらっしゃいます。日帰り手術を予定されていた場合でも、術後の状況によっては入院に切り替えることも可能ですので、ご遠慮なくご相談ください。

3.4. 検査と術式のこだわり

鼠径ヘルニアは、立位時に足の付け根が膨らみ、横になると引っ込むのが特徴のため、西宮敬愛会病院 COKU 鼠径ヘルニアセンターでは、診察時に必ず立位での膨らみを詳細に確認し、押すと戻るか、寝ると戻るかを注意深く観察いたします。術前の精密な診断には、腹臥位(ふくがい:うつ伏せ)でのCT検査を実施しています。高精度のCT画像により、外鼠径ヘルニアや内鼠径ヘルニアといったヘルニアの種類を正確に特定することができます。さらに、外科医による鼠径部の読影に加え、放射線科医が肝臓、胆のう、腎臓などの腹部臓器も詳細に確認し、何らかの疾患が疑われる場合には、適切な専門病院をご紹介いたします。

手術方法については、腹腔内に腹腔鏡を挿入しておこなう腹腔鏡手術(TAPP法・TEP法)を基本としています。TAPP法は、腹腔鏡で腹腔内から鼠径ヘルニアの穴を確認しながら鼠径ヘルニアの穴を閉鎖する方法です。TEP法は、腹腔内に入らずに、筋層と腹膜の間に腹腔鏡を挿入して、鼠径ヘルニアの穴まで到達して修復する方法で、当院では、切開(孔)が1つのみの単孔式TEP法(SILS-TEP)を中心におこなっていますが、鼠径ヘルニアの大きさやタイプによってはTAPP法でおこなうこともあります。また、全身麻酔が困難な場合や、前立腺手術の既往がある場合など、患者さまの状況によっては鼠径部を切開する鼠径部切開法をご提案することもあります。西宮敬愛会病院 COKU 鼠径ヘルニアセンターでは、ヘルニアの種類や患者さまの全身状態、既往歴などを総合的に考慮したうえで、患者さまのご希望も伺いながら手術方法を選択します。その上で、消化器外科領域において豊富な経験と高度な資格を有する医師が手術に対応します。

 

4. 大阪からのアクセス方法

西宮敬愛会病院COKUには大阪からもアクセスしやすい場所に位置しており、大阪在住の方も受診されています。ここでは、電車と車を利用しての当院へのアクセスをご紹介します。

4.1. 電車でのアクセス

≪最寄り駅≫

当院の最寄り駅は、西宮北口駅(阪急神戸線)です。西宮ガーデンズへ向かう東改札口を出て徒歩6~7分で到着します。途中の道は西宮ガーデンズの回廊で、多くが屋根のある道になっています。

≪最寄り駅までのアクセス≫

大阪の中心駅である大阪駅(梅田駅)には、ほぼすべての路線が集中しています。大阪市内、東大阪市、八尾市、堺市など大阪駅より南や東にお住まいの方は、大阪駅(梅田駅)や東梅田駅に到着後、阪急神戸線に乗り換え、阪急梅田駅から西宮北口駅まで、特急で約12、急行では約15分、普通で約18分で到着します。

茨木市、摂津市、吹田市、豊中市など阪急京都線沿線にお住いの方は阪急神戸線の十三駅で乗り換え、特急では一駅で西宮北口駅にお越しいただけます。

阪急神戸線をご利用の場合、西宮北口駅は普通電車から特急電車までのすべての電車が停車します。

4.2. 車でのアクセス

≪高速道路を利用する場合≫

  1. 大阪中心部から阪神高速3号神戸線(西宮方面)に入ります。
  2. 西宮出口で降ります。
  3. 県道82号線などを利用して、当院を目指します。

≪一般道路を利用する場合≫

  1. 大阪中心部から国道2号線や43号線を西に進みます。
  2. 西宮市内に入り薬師町方面を目指します。


西宮カーデンズの南西角の高松南交差点を南に進むと、左手に当院が見えます。当院をご利用の方は、無料で駐車場をお使いいただけます。

 

5. 西宮敬愛会病院COKUに来られた大阪在住の方の声

西宮敬愛会病院COKUは、できる限り心地よく来院していただけるよう、さまざまな点に配慮しています。実際に当院をご利用いただいた方々からは、施設の雰囲気、予約の取りやすさ、そしてスタッフの対応などについて、多くのお声が寄せられています。ここでは、その一部をご紹介いたします。

  • 先生やスタッフの方々とても親切でした。病院内も綺麗で心地よく過ごすことができました。
  • 先生の説明が丁寧でわかりやすく、対応がとても親切でした。清潔で綺麗な施設で居心地が良かったです。
  • 病院は、新しく衛生的でスタッフの方々も親切でした。退院後も親身なサポートがあり、安心できました。
  • 紹介状も必要なく診療していただけるということで気軽に行くことができ、かつ完全予約制ということもあり混み合っていることもなく穏やかに過ごせました。とても丁寧で親切に対応していただきました。
  • スタッフの方々の温かいサポートに感謝しています。

 

6.鼠径ヘルニアの手術をする病院を選ぶポイント

鼠径ヘルニアの手術を受ける病院選びは、手術の結果や術後の生活の質を左右するため、実績や専門性、そしてアクセスなどを総合的に考慮して選ぶことが大切です。

特に重要なポイントとなるのは、実績と専門性です。鼠径ヘルニア手術の実績が豊富か、外科や消化器外科、麻酔科の専門医が在籍しているかなどを確認することをおすすめします。手術件数や手術方法の種類などの情報も参考にするとよいでしょう。またある程度、病院へのアクセスの良さも考慮するとよいかもしれません。

西宮敬愛会病院COKUは、消化器外科・内科領域において経験と資格を持つ医師が検査や手術を担当し、腹腔鏡手術や内視鏡治療をはじめとする先進的な治療を提供しています。電車のアクセスが良く、日帰り手術をご希望の方にも安心してご利用いただけるほか、遠方からお越しの方で日帰り手術に不安がある場合は短期入院も可能です。また、お車でお越しの場合でも、術後一泊していただくことで、翌日には運転してご帰宅いただけます。

 

7.鼠径ヘルニアかもと思ったら早めの受診が大切!

鼠径ヘルニアになっても初期に痛みを感じないと、受診をためらって放置することがあります。鼠径ヘルニアは自然に治ることはなく、通常は手術が必要です。重症化すると脱腸した腸が戻らなくなる陥頓(かんとん)を引き起こすリスクがあるため、早めの治療が重要です。病院を選ぶ際は、鼠径ヘルニア手術の実績を有する医師が在籍しており、先進的な治療環境を備えていることを確認しましょう。

西宮敬愛会病院 COKU 鼠径ヘルニアセンターは、鼠径ヘルニアや胆のう疾患など、外科的良性疾患に対し、腹腔鏡手術や内視鏡を用いて、身体の負担の少ない低侵襲外科治療をおこなっています。消化器外科領域において、多くの経験や知識を有する医師が、先端の医療機器や技術を駆使し、患者さまの負担軽減を第一に考えた治療を目指しています。「足のつけ根に違和感がある」など鼠径ヘルニアを疑う症状がある方はもちろん、セカンドオピニオンにも対応しています。気になる症状がある方は、いつでもご相談ください。

この記事を監修した人

三賀森 学

西宮敬愛会病院 低侵襲治療部門 COKU 消化器外科部長/医学博士

  • 資格:
  • 日本外科学会外科専門医・指導医
  • 日本消化器外科学会専門医・指導医
  • 日本肝胆膵外科学会高度技能専門医
  • 日本ヘルニア学会評議員

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