我々COKUの名前の由来である“虚空”の名前を有されている菩薩がおられるのをご存知でしょうか?
知恵の神様である虚空蔵菩薩です。
ある菩薩の解説によると虚空蔵菩薩は『虚空(大空)のように無量の福徳・智慧(ちえ)を具(そな)え、これをつねに衆生(しゅじょう)に与えて諸願を成就させる菩薩である。』とされ、広大な宇宙のような無限の知恵を人々に与える菩薩とされています。
京都の嵐山にこのCOKUにも由来がある虚空蔵菩薩を本尊とされているお寺があることを知り参拝してきました。
虚空蔵法輪寺は風光明媚な京都の嵐山にあり、観光も兼ねて家族と伺いました。
法輪寺の舞台からは渡月橋や嵯峨野を一望でき、眺望も素晴らしいものでした。また、お寺は神社仏閣特有の凜とした佇まいはありましたが、虚空蔵菩薩の全てを包み込むオーラのためか柔らかい雰囲気も持ち合わせていました。
さて、以前にも書いておりますが、COKUには患者様のご負担をゼロにしたい問い思いを込めていますが、もう一つ別の意味があります。虚空には仏教用語で『何も妨げるものがなく、すべてのものの存在する場所としての空間。』という意味もあります。
このCOKU開設にあたり、これまでには医療機関には無いような新しい施設にしたい、限度という縛りを設けない無限の可能性を持った施設にしたいという思いも込めました。
虚空蔵菩薩を拝観し、この零に近い単位としての“虚空”と無限の広がりとしての“虚空”に思いを馳せ、今後もこのCOKUの精神を忘れずに前に進んでいくという思いを改めました。これからも、COKUのメンバー皆で低侵襲性の追求と全てを包み込む優しい診療を目指していきます。